防火シャッターってなに?住宅用との違いはなんですか?設置のルールを解説します。
防火シャッターってなに?住宅用との違いはなんですか?設置のルールを解説します。
防火シャッターとはどんなもの?
防火シャッターは、火災発生時に延焼を防ぐために設置される防火設備の一種です。
主に工場や倉庫、病院、学校などの建物に設置されており、火災時に自動で閉鎖し、火や煙の拡散を抑制する役割を果たしています。
住宅用シャッターと防火シャッターの違いとは?
住宅用のシャッターと防火シャッターは、その目的と性能が大きく異なります。
住宅用のシャッターは、主に個人の住居の快適性やセキュリティを向上させるためのものです。一方、防火シャッターは、建物全体や周辺への延焼を防ぎ、人命を守るための重要な設備です。
防火シャッターは炎を閉じ込めるため耐火性が必要です。そのため、一般的なシャッターに比べてスラット(シャッター面)に厚みがあります。
住宅用シャッター | 防火シャッター | |
目的 | 雨風や盗難を防ぐ | 火災時の炎症を防ぐ |
材質 | アルミやスチール | 耐火性のある特殊な素材 |
性能 | 遮熱性、防音性、防犯性 | 耐火性能、煙気遮断性能 |
開閉方法 | 手動や電動 | 電動が主流 |
設置場所 | 窓や出入り口 | 火災発生源となりやすい場所や避難経路 |
法規制 | 建築基準法で設置が義務付けられている |
防火シャッターが設置される場所
防火シャッターは、主に以下の場所に設置されます。
防火区域とは、火災が発生した際に延焼を防ぐ建物の区画と制限したものです。
建築基準法によって定められています。
ショッピングモール、学校、駅などの建物に設置されています。
- 防火区画の開口部: 建物内を防火区画に分割する際の開口部(廊下、階段など)
- 避難経路の開口部: 避難経路となる開口部(避難口など)
- 開口部の大きい窓: 工場や倉庫など、開口部の大きい窓がある場合
会社に防火シャッターを設置する際のルール
防火シャッターを設置する際には、建築基準法をはじめとする様々な法律や条例に従う必要があります。主なルールとしては、以下のものが挙げられます。
- 耐火性能: 防火シャッターは、一定時間以上の耐火性能を有している必要があります。
- 開閉装置: 電動式の場合、非常時に手動で開閉できる装置が設置されている必要があります。
- 検出装置: 火災感知器や煙感知器と連動し、火災発生時に自動で閉鎖する必要があります。
- 点検・整備: 定期的に点検・整備を行い、常に正常に動作する状態を保つ必要があります。
防火シャッターの種類
防火シャッターには、大きく分けて以下の種類があります。
- 竪軸式: シャッターが上下に動くタイプ。
- 水平軸式: シャッターが左右に開閉するタイプ。
- 捲縮式: シャッターが巻き上げられるタイプ。
防火シャッターを選ぶ際のポイント
防火シャッターを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 耐火性能: 建築基準法で定められた耐火性能を満たしているか。
- 開閉速度: 火災発生時に迅速に閉鎖できるか。
- 操作性: 非常時でもスムーズに操作できるか。
- 耐久性: 長期間使用できる耐久性があるか。
- デザイン: 建物の外観に合わせたデザインが選べるか。
まとめ
防火シャッターは、火災発生時に人命と財産を守るために不可欠な設備です。住宅用のシャッターとは異なり、高い耐火性能が求められます。防火シャッターを設置する際には、建築基準法などの法規制を遵守し、専門業者に相談することが重要です。
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